yoshidanobuo’s diaryー高校数学の“思考・判断・表現力”を磨こう!ー

「大学への数学」執筆者・吉田信夫の数学探求ブログ(共通テスト系問題の研究報告)

似て非なる問題,真の姿は?

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置き換えたら2次式になるタイプだ.
範囲をしっかり考えよ!
置き換えたものが2次方程式でも2次関数でも,ほとんど同じだ!

 

ってやってしまうのですけど・・・

むっちゃ細かく見たら,ぜんぜん違う問題なのではないか?

※こうやって解くべきだ,と言いたいのではないです!

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➤字が小さくてスミマセン.写真の画質も・・・

方程式(つまり条件の処理)では,全体集合の置き換えとしてtの範囲を考えている.

(未知数tに関する「数値としての大小関係」とも見れますが,それなら「範囲」という言葉を使わない方が良いです)
tを求めた後に,元の未知数を求める必要あり.

関数では,定義域の置き換えとしてtの範囲を考えている.
tの関数として処理した後に何かする必要はない!
(「そのときのθを求めよ」とわざわざ書かれているときのみ,求めましょう!)