複素数平面
今日は12/25.世間ではクリスマスですが,私にとってはクリスMATHです(笑)クリスMATHプレゼントを用意していますので,お楽しみに.そうそう,共通テストが近づき,拙著の売れ行きが好調のようです.ありがとうございます.お持ちでない方は,こちら…
(★)は,確かに外接円を表しています. 1)式の形から,円,直線,または,1点,または,∅ 2)z=α,β,γのとき(★)が成立 の2つから分かります.2)から,1)は円に決まり,3点を通る円は外接円しかないので,(★)は外接円を表す式であるしかありません…
問 **********************************1辺の長さが1の正三角形ABCがある.三角形ABCの外接円の周上に点 P をとるとき, AP^2+BP^2+CP^2の値を求めよ. *****************************…
AP=2BPを満たす点Pの軌跡は円になることが知られており,アポロニウスの円と呼ばれるものの1つです.これを満たす点として,線分ABを2:1に内分する点,外分する点があって,これらを含む円になるはず.しかも,これらが直径の両端になるのでした.(内角・…
チェビシェフの多項式T_n(x)は, x^k (k≧2)の項の係数は,2^(k-1)の倍数になる のでした!漸化式を用いて数学的帰納法で証明しましたが,別の方法も考えてみましょう. ここで,複素数が再登場です! T_6(x)=32x^6-48x^4+18x^2-1 を別ルートから考えます…
ド・モアブルの定理と二項定理で,n倍角の公式を作るのは,けっこう有名かも知れませんが,これから内容を発展させていくなかで触れておきたいな,ということで. (cosθ+i sinθ)^2=cos(2θ)+i sin(2θ) と (cosθ+i sinθ)^2=(cosθ)^2+2i sinθcosθ-(sinθ…
今回も複素数の4つの観点 ① 実部・虚部の計算 ② 絶対値・共役の性質 ③ 極形式の利用 ④ 幾何的な考察 を思い出しておきます. ※z=x + yiの共役複素数(x-yi)を,この記事では[z]と表すことにします. |[z]|=|z|, arg[z]=-arg z です.特に, 1 / z=[z]…
ド・モアブルの定理で,特に n=3 のとき, (cosθ+i sinθ)^3=cos(3θ)+i sin(3θ) z=r(cosθ+i sinθ) (r>0)とおくと, z^3=r^3 {cos(3θ)+i sin(3θ)} だから, z^3 の偏角は 3θ ‥‥(*) ですね. と,思いきや・・・ (*)は本当に正しいですか?? 偏角の…
『曲線 x^3+y^3-1-xy=0 の漸近線 3x+3y+1=0 を如何にして求めるか?』シリーズの最終回です. 図を見てください. ぽっこりカワイイ曲線は,45°回転すると,真横を向いたポッコリ曲線に変わりそうです.では,回転はどうとらえましょう? 点P(p,q)…
苦手な人が多い複素数平面.図形と代数の組合せという意味ではベクトルと近いですが,計算の意味をイメージするところがベクトルよりも難しいです.ベクトルも難しいのに,それよりも難しいなんて・・・という印象なのではないかと思います. 一番の特徴は,…