☝
【 レ ア 解 法 ? 】
階差数列の一般項を求めたのに,Σしないとか,カッコよくないですか?
1つの数列を決める漸化式は1つではなく,漸化式2つがあれば,連立して一般項を求めることができる.
この視点は,けっこう優れていますよね.
さて,漸化式の指導について.
「こうやったら上手くいくねん」とか
「こういう背景があってな・・・」とか
教える先生によって,内容がなかり違うのではないかと思います.
私は拘りがないので,算数的なことを多くやっている気がします.
しかし,いくつか並べた状態で法則を見抜いて一般項を求めても
「君が見つけたという法則は,本当にずっと続くの?」と聞かれたら
「・・・」と言葉に詰まってしまいます.
いやいや,我々には数学的帰納法が付いています!
だから,算数的だって良いじゃない,というのが私の考えです.
上の解答を見ていると,
「階差数列」が「等比数列」になる数列は,「等比数列に何か足したり引いたりしたものになりそうだ」
と感じることができます.
そういう感覚も大事な気がします.
“式変形”で漸化式から一般項を求めることが美徳とされがちですが,大人になって役に立つのは,法則から感覚的にとらえ,その正当性を証明する姿勢の方なのかな,と思うわけです.
数学“を”教えるのか,数学“で”教えるのか,の違いかも知れません.
と言いつつ,次のような流れは楽しいですね.
1,3,7,15,31,‥‥‥
のそれぞれに1を足してごらんよ.
何か気づくでしょ?
2,4,8,16,32,‥‥‥
次はいくつ?
この法則はずっと続く?
それを式変形で言うと?
「解答を書くときは,絶対に式変形でやらないといけないのか?」と常に思っています.
だって毎回,特性解を求めて,わざわざ等比型を作って,・・・とか,メンドクサイですもん.
並べりゃ分かるやん!?