これからの高校数学関係者,統計のできる人がこれから生き残れる人になるはず!
純粋に「統計」ができるというだけではなく,「他分野との融合」もできる人です.
融合の最も基本的なものは,数列の和の計算でしょう.
何らか確率変数の期待値や分散と「解釈」できる和は,統計量として「別公式」で計算できることもあるのです.
その際によく使うのがベルヌーイ分布(0と1の値をとる確率変数).
上記のあることとは・・・
k=1,2,3,‥‥‥,n-1について
X_k=1(k回目までずっと表が出たとき)
X_k=0(上以外のとき)
と定めると,Xとどんな関係があるでしょう?
例えば,
表,表,表,表,裏,‥‥‥
となるとき,
X=5
ですが,
X_1=X_2=X_3=X_4=1,
X_5=X_6=‥‥‥=X_n=0
で,
X=1+X_1+X_2+‥‥‥+X_n ‥‥‥①
となっています.
n回連続で表が出るときの
X=n+1
も,
1+X_1+X_2+‥‥‥+X_n=n+1
となって,ちゃんと①を満たしています!
期待値の和の法則から
E(X)=1+E(X_1)+E(X_2)+‥‥‥+E(X_n)
となるのです.
さあ,あともう少しです.
各X_kの期待値は,
E(X_k)=1×(1/2)^n+0=(1/2)^n
なので,上記のようになるのですね.
「統計も悪くないかな?」と思ってもらえたら幸いです.
そんな方には,この本がオススメ(結局,宣伝)
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