これまでに,思考力・判断力・表現力をテーマに,数学IA,数学IIの問題集を書いてきました.
いまから数学B,数学IIIの執筆をやっていこうと思っています.
数IAは「ほぼ計算不要の」
数IIは「ちょっと計算も必要な」
というワードをタイトルに入れてきました.
数B,数IIIはどうするのが良いでしょう?
・見た瞬間に判断せよ
・文章のおかしなところを指摘し,直せ
・定義を大事にしよう
・誤答の修正をせよ
といったテーマをたくさん盛り込もうと思っています.
解法至上主義の受験指導へのアンチテーゼ(笑)
・受験当日には6割くらいの問題が解けたら良いわけで,解法をたくさん覚えるのは割りに合わないのではないか?
・できるだけ覚える解法を少なくして,その場での思考・判断・表現で対応すればよいのではないか?
・「こうやって解くんだ」と教え続けられる苦痛より,「どう考えたら良いのだろう?」とゲーム感覚で学べる方が楽しいのでは?
・「こうやったら良い」と正しいことを一方的に教わるだけではなく,「こうやったらダメ?定義に従って,自分で判断できるようになろう!」と正誤を判断できるようになっておかないと,いざと言うときに「当てずっぽう」になってしまうのではないか?
上に書いたようなことが勝手にできるようになる人はこれまでもたくさん居て,そのような人には私の「思考・判断・表現シリーズ」は不要だろうと思います.
できるようにならない(できるようになる指導を受けられない)人が圧倒的に多いので,そういう人に届けばよいな,と思います.