初の大人数オンライン講義でした.
多くの高校生が受講してくれていました(残念ながら,生徒の顔はまったく見えない仕様です).
Zoomのような「チャット」と「なるほど!・う~ん」ボタンがあるので,ある程度の双方向授業ができました.
〇良かったこと:
・開始前に,「準備OKなら「なるほど」を押して」という感じで「なるほど」ボタンを押させて,参加のハードルを下げた
・開始直後にとても易しい質問をして,「チャット」に答えを書かせた(2と答えるだけ)
・パワポ画面の切り替わるところで「ここで変わるから,スクショを撮るなら,いまだよ」と指示した
・「ネタバレしても構わない」と割り切って,「誤答紹介」のときには,「いまから先生は嘘をつくよ」と宣言し,「誤答」と明記して説明した.
→失敗の理由を,公式の成り立ちを確認しながら丁寧に説明したら,なかなか受けが良かった!
・公式確認時に,式だけを先に書いて,条件を聞いてみる,など本質理解の重要性を伝えてみたら,反応が良かった.
〇良くなかったこと:
・一部,未習の生徒がいたよう・・・
・最初以外の「チャットに書いて」が答えにくかった(文章で書かせるもの)
→途中で「どの公式を使うと思う?」と問いを変えたらレスポンスがあった.参加率を上げるには,数字か単語で答えさせる(共通テストの記述レベルで)
→思考を言語化させてチャットに書かせる,というのは200人規模では無理がありそう
・前半の解説での伏線を後半の問題演習で回収,後半の問題解説はスカッと進める,という感じの構成だったが,前半の理解度が低い生徒も少し居たよう.
→顔が見えないし,学校もバラバラで,知らない生徒であるため,全員をスカッとさせるのは難しい・・・
2日目は,ギャップを設けた鮮やかな授業よりも,どれかの説明がフィットすることを願いながら重層的な説明をして,取りこぼしを出さないようにしてみよう!
(つづく・・・)