yoshidanobuo’s diaryー高校数学の“思考・判断・表現力”を磨こう!ー

「大学への数学」執筆者・吉田信夫の数学探求ブログ(共通テスト系問題の研究報告)

花子と花見,七五三 これを見て,三角形を連想する人は,マニアさん(笑)

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どうやって解きましょう?
三角比を使って考えたりもできますし,同じ形をくっつけて真ん中に1辺が2の正三角形を描いてみたり,色々と考えられそうです.

 

ここでは,60°と7から,「花子と花見」を連想したとします.
ついでに,「七五三」も.

「8・7・5」「8・7・3」「7・5・3」の長さの3辺をもつ三角形,実はけっこう有名なんです.
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「4・8・4√3」の三角定規型に「1・4√3・7」の直角三角形を組み合わせたら分かりますね.

「8・7・5」「8・7・3」は,2番目の長さである7の向かいの角度が60°.

「7・5・3」は最大の長さである7の向かいが120°.

いずれも,7の向かいが分かりやすい角度になるのですね.

 

ということで,答えは・・・

 

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13ですね.

図の赤い線を引くのがポイントでした!

 

花見と花子が合体して,その下に七五三がくっついています.